普通じゃない男女が歪な愛を求め合う瀬川環の作品集、「うた恋い。」杉田圭も推薦

「三文小説集 瀬川環作品集」(帯付き)

瀬川環の単行本「三文小説集 瀬川環作品集」が、本日8月6日に発売された。

「三文小説集」にはTwitterで1000万PVを達成した読み切り「僕は兄になりたかった」と、普通じゃない男女が強く惹かれ合うラブストーリー「野犬夜曲」シリーズを収録。「僕は兄になりたかった」は引きこもりの弟と、その弟を信じて支えている兄の絆を描いた作品で、弟が書いた小説の出版が決まったことをきっかけに、2人を取り巻く環境が少しずつ変化していく。第73回ちばてつや賞では奨励賞を受賞した。一方、「野犬夜曲」の物語は、死んだ父に対し複雑な思いを抱いている男が、行きずりの女に自身の過去を打ち明けたことから幕を開ける。「いい女だったな」と思いを馳せていた男だったが、その女が引き起こしたある事件から、男の人生は一変してしまい……。

帯には「超訳百人一首 うた恋い。」の杉田圭が、「三文とは名ばかり!低俗にして高尚」との推薦コメントと、イラストを寄せている。